「花弁」

A++ 1X21A073 佐藤 孝太郎

幻灯やコマ摂りアニメを想起させる作品。強い光を当て、箱をよく動かさないと見逃してしまうささやかな現象がにくい。箱を動かしていくと、さまざまなイメージや光がぼんやりとあらわれ、重なり消えていく。箱自体のそっけない見た目とは裏腹に、多彩な世界が箱の中で展開されるのは驚きであった。ただ、どこまで作者の意図のうちなのかは気になるところで、箱の外形の作りの荒さが目についてしまうので、もう少し丁寧につくってもらえるとなおよかった。(服部)

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